【３本目】なぎなた演技競技｜ていねい解説

なぎなた演技競技｜カンタン解説｜１本目〜８本目のまとめ

なぎなたには、「試合競技」と「演技競技」があります。演技競技１本目～８本目の順番を分かりやすくまとめました。

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2023.01.02

なぎなた演技競技８本のうちの３本目について、応対の順番とポイントをくわしく解説します。

演技３本目の順番

相中段に構える

①わき構えに持ちかえる

②後ろ足(右足)を踏み込んで胴を打つ

③発声「どう」

送り足で後方に体さばきすると同時に刃部で胴を応じる

後方に体をさばくと同時に刃部で払う

①払われた力を利用して右下から振り返す

②後ろ足（右足）を踏み込んで面を打つ

③発声「めん」

後方に体をさばくとともに刃部で面を応じる

後方に体をさばくとともに刃部で巻き落とす

巻き落とされた時、後ろの手（右手）は体につけ、前の手は軽く握り、気を抜かずに相手を見る

①ただちになぎなたを繰り出しながら、後ろ足（右足）を出し振り上げる

②後ろ足（左足）を踏み込んで面を打つ

③発声「めん」

切先を下から中段に構える

①前足（左足）を後方にひくと同時に中段に構える

②間合をとりながら前足（右足）をひく

歩み足で元の位置に戻る

演技３本目のポイント

ここからは、竹ねこ自身が先生方から教えていただいたポイントをご紹介していきます。

しかけ編｜演技３本目のポイント1

1. わき構えは素早く構えることも必要ですが、構えきれていない状態で胴を打ちにいってはいけません。床となぎなたが並行になるまでしっかりと構えましょう。構えた体勢では刃が真横を向きます。
2. 胴を打ったときの刃の向きはやや斜め上となります。わき構えのときは刃は真横ですが、胴を打った瞬間、軸手を強く握ることで刃がやや斜め上になるのが正しい形です。体さばきすると同時に軸手（後ろ手）の位置は左の股関節に移動させます。
3. 振り返し面は、頭の真っ直ぐ上、そして額より前で振り返すことが重要です。頭より後ろで振り返してしまうのは体の重心が後ろになってしまうためNGです。

応じ編｜演技３本目のポイント2

1. 体さばきと同時に刃部で払う、巻き落とすときは、体さばきと払うタイミングがバラバラにならないよう意識します。手の動きと足の動きが同時になるイメージです。前の手（左手）に力を入れてなぎなたを動かし、払ってしまいがちですが、前の手はあくまで添えているだけです。後ろ手（右手）の手首のひねりを使ってなぎなたを動かし払います。払ったとき後ろ手（右手）は必ず体から離さないようにしましょう。
2. 振り上げ面を打つときは、振り上げと同時に1歩目に出す右足の歩幅は狭く、2歩目の左足の歩幅を広くするようにします。そうすることで打突が大きく見えます。
3. 払い、巻き落とし、振り上げ面ともに軸手（後ろ手）を使うことが重要です。1項目にも書きましたが、前の手はあくまで添えているだけです。これはなぎなた全体を通して言えることですが、3本目の応じは軸手（後ろ手）の使い方が非常に目立つポイントとなります。

しかけは５本目と一緒に覚えよう｜演技３本目のポイント3

3本目と5本目のしかけの動きは同じです。

しかけの意識するポイントに記載した内容は5本目にも共通するものです。

「5本目」の記事も参考にして、一緒に覚えると効率的です。

【５本目】なぎなた演技競技｜ていねい解説

なぎなたの演技競技の５本目を、ていねいに分かりやすく解説しました。

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2023.01.02

演技競技の順序は 書籍｢新なぎなた教室」を参考にしています

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この記事を書いた人：竹ねこ