認知症の人の行動で特に心配なのは、迷子(徘徊)と火の不始末です。
迷子と火の不始末の他にもあるよね
にゃんこ
他にもたくさんあるけれど、
家族以外も巻き込んだ事件になっちゃうのは、
やっぱり、迷子と火の不始末かな。
介護認定調査における「鍋焦がし」の位置づけは?
もちろん、迷子と火の不始末以外でも、家族が困惑したり心配する行動はたくさんあります。
- 性格が変わる
- 高額なものや不要なものを次々と購入する
- 季節に合わない服装をしている
- お金を盗られたと言って、身近な人を執拗に疑う
- 食べたことを忘れる、食べられないものを食べる
- などなど・・・・
介護認定調査では、認知症の困った行動をどう見ているの?
介護認定調査では15項目に分類されていて、迷子と鍋焦がしはこんな感じに位置づけられています。
介護認定調査での「徘徊と火の不始末エピソード」の伝え方
調査員さんがはっきりと「迷子になったことがありますか」とか「火の不始末がありますか」と聞かないこともあります。
もし、迷子になったり、火の不始末が合ったりする場合には、重要なポイントになりますので必ず伝えましょう。
認定調査員への伝え方のポイントは?
実際の困りごとを介護認定に反映してもらうためには、頻度と何も対応しなければいつでもリスクがあることを伝えることが有効です。
- <迷子・徘徊>
- 実際に迷子になった時のエピソード
- 迷子を未然に防いだ時のエピソードと頻度
- 迷子札や施錠など、迷子になるのを防ぐ工夫をしていればそのことも
- <火の不始末>
- 鍋焦がしやたき火、タバコ、灯油ストーブなどにまつわる火の不始末のエピソード
- 火事になるのを防いだエピソードとその頻度
- 元栓を閉める、ライターやマッチを隠すなど、火の不始末を防ぐ工夫をしていればそのことも
ピチちゃんの鍋焦がし
ピチちゃんは、まだ「認知症」という診断を受けるずっと前から、よく鍋を焦がしていました。新しい鍋を購入しても2年もしないうちに柄が溶けた鍋がいくつもありました。
真夜中にお料理をする人だったのです。
鍋をかけたままこたつで寝てしまったりしていました。
1階での鍋焦がしが2階へ、一酸化炭素中毒
大体は、焦げ臭いにおいに私が気付き、火をとめに行き、鍋の被害だけにとどめていたのですが、、、
ピチちゃんの鍋焦がしで、一度は危うく死にそうになりました。
鍋の中でオレンジ色に光る牛乳瓶
温まった空気って上にあがるんですよね。
吹き抜けから上がってきた、焦げた臭いは2階の私たちの寝室に充満します。
でも、その日の臭いはいつもの焦げる臭いではありませんでした。
ひどい頭痛で目覚めた私が、一階の台所に行ってみると・・・
なんと、そこには、鍋の中でオレンジ色の光を放つ物体が・・・
牛乳をビンのまま湯煎していて忘れちゃったんでしょうね。
ガラスが熱せられてオレンジ色に光っていました。
危うく一酸化炭素中毒で一家全滅するところでした。
きき目がなかった「午後9時以降は火を使わない!」
ピチちゃん息子から注意してもらって、コンロの前に「夜9時以降は火を使わない」と貼ってみたりしたのですが、全く効果はありません。
相変わらず週に1~2回は、私が夜中に火をとめに行っていました。
何か言うとピチちゃんに逆切れされるので、火を止めるだけ。
もう15年ほど前のことですが、今思えば認知症が始まっていたのでしょう・・・。
ガスの元栓を閉めてしまうで解決
いよいよ命の危険を感じたので、ガスの元栓を閉めるようにしました。
もともと、ピチちゃんにはガスの元栓を閉める習慣はなく、新たに2つの連続した動作をすることはできなくなっていたので、それ以来、ピチちゃんの鍋焦がしはありません。
今は、台所に興味を示すこともなくなったので、火の元の心配という意味では随分と楽になりました。
「自分も気を付けよう」と思う日々
調理中にキッチンから離れると、火をかけていること忘れちゃうのは私も同じ。
なるべくコンロから離れないか、キッチンタイマーを持って離れるようにしています。
でも焦がすことがあるので、要注意です。。。。
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