「猫の目のように変わる」って言葉を、私はずっと猫の目が見る角度によって色が変わる様子を比喩として使っているのかと思っていました。

でも本当は、「猫の目が、明るさによって細くなったりまん丸くなったりすることから、物事がその時どきの事情によって目まぐるしく変わる様子」を表した言葉なのだそうです。
50年間、誤解してました・・・(´・ω・`)
猫の目の色にはどんな色がある?
家の猫のなんちゃんの目の色は、金貨のようなきれいな金色です。


いやいや、緑色でしょ

にゃんこ
飼い主には高貴できれいな金色に見えるのです!
本当の金色はこんな感じですかね。

猫の目の色ってどこの色?
猫の目は、私たちの目の黒目に当たる部分しか見えていないんだそうです。
黒目は虹彩という器官で、瞳孔を開いたり絞ったりする役割をしています。
瞳孔には色があるわけではなく、中のレンズが光を反射して黒ではない色に見えることがあります。

なので、「猫の目の色」は正確には、「猫の虹彩の色」ということになります。
猫の目の色の種類
猫の目の色は、メラニン色素の量によって変わります。猫の毛皮の色もメラニン色素によるので、毛皮の模様によって多い目の色があります。
メラニン色素と目の色の関係はこんな感じ

白猫の目には水色と赤があります。赤い目は体の色素がない「アルビノ」という突然変異で、虹彩が透明なため、目の奥の血液の色が見える状態です。
人間と同じで、メラニン色素が少ないほど紫外線の影響を受けやすくなってしまいます。
幸運を呼ぶ猫|オッドアイ
片方がブルーで片方がグリーンなど、片目ずつ色が違う目の猫をオッドアイと呼びます。

猫では稀に見る目の色なので、幸福を呼ぶ猫として珍重されていたこともあるようです。でも、オッドアイの白猫は青い目の方の耳が聞こえないことがあるので、猫自身にとっては不自由なこともあるみたい。
暗闇でも見える猫の目
夜に車を運転していると、ライトを反射して猫の目が二つ暗闇に浮き上がってびっくりした経験はありませんか。
目の中で光を増やす
猫は目の中で光を反射させて増幅させて、暗くても周りの状況を見ることができます。
このため猫の目は鏡のように光を反射して光ります。
白~黒を細かく識別できる
猫は人間に比べるとピンク~赤系の色の識別ができませんが、白~黒の色の違いを細かく識別することができます。
もともと夜に活動できるような目の仕組みになっているんですね。
見えにくい色をうまく利用
猫のおもちゃのひもや棒にピンク色が多いのは、ひもや棒を見えにくくすることでよりリアルに遊べるようにしているのでしょうかね。

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