ピチちゃんの事件簿|元旦に初迷子|認知症の人の徘徊

介護

認知症がかなり進んだ、2019年元旦

ピチちゃんの2019年は迷子と骨折から始まりました。

雪道の足跡

まだこのころは、ピチちゃん夫が主にピチちゃんの世話をしていました。

元旦の朝、ピチちゃん夫が外から戻ってみるとピチちゃんがいなくなっていたそうです。

この時点で、ピチちゃん息子や私に言ってくれればよかったのですが・・・

ピチちゃん夫は、一人で探し続けました。

すると、うっすら積もった雪に足跡が点々とついていました。

誰にも見つからないように連れ帰る××

ピチちゃん夫が、雪道の足跡をたどってみると・・・

300mほど先の国道を渡った、そのまた先の集会所にピチちゃんがうずくまっていたそうです。

せめて、ここで近所の家から自宅に電話をしてくれていればよかったのですが、

ピチちゃん夫は、誰にも見つからないように、ピチちゃんを引っ張って連れて帰ってきました。

「朝はいぇかったから、だっでもいねでよかったいや」(朝早かったから、誰もいなくてよかったです)って言ってました。×××

基本、ピチちゃん夫は近所の人に弱みを見せたくないって気持ちが強いのです。

危機感のないピチちゃん夫

ピチちゃんを連れ帰って、ここでようやく、ピチちゃんが行方不明だったことを家族が知るところになります。

ピチちゃんは、調子が悪そう。

でも、ピチちゃん夫は、私の送迎でお寺に年始に行って、ゆっくりお茶を頂こうとしていました。

(さすがに「ピチちゃんが待ってるから、帰りましょう」と、強引に連れ帰りました)

ピチちゃん骨折が発覚

家に帰って、ピチちゃんに食事をさせると、

弱々しく「上がらん、上がらん」と言って口をお皿に近づけます。

どうも、腕を上げることができないみたいです。

「脱臼か骨折だな」と思って、1月1日から休日急患に連れて行きました。

待ち時間も落ち着かず、病院に貼ってあるお知らせの紙やポスターを読み続けます。

やっと順番が来て、右上腕の骨が折れていることがわかりました。

腕の固定の仕方を習って帰宅。

ショートステイもキャンセルして、びっちり在宅介護が始まりました・・・

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