危険な誤嚥を防ぐ|簡単なミキサー食のつくり方

介護

誤嚥性肺炎をくりかえし、とうとう寝たきりになったピチちゃん。

「とにかく、誤嚥しないように」を第一に、入れ歯なしのミキサー食になりました。

少しでも手を抜いて、楽にミキサー食を作る方法、のびのびにゃんこ流のご紹介です。

ペースト状のおかゆ

おかゆも作り方によっては、ダマダマが残ってしまいます。

ピチちゃんはごはん粒もなめ続けているので、できるだけペースト状にしたいところ。

色々試してみて一番失敗のなかった方法をご紹介します。

ペーストがゆの作り方

①炊飯器のおかゆモードで白米1.5カップの所、白米2カップと目盛りのところまで水を入れてスイッチオン

②炊けたおかゆの半分をフードプロセッサーに入れて水を100㏄くらい加えて、スイッチオン


③ごはん茶碗や、タッパに1回分ずつ移す

④残りの半分を②③で同じようにする。

これでピチちゃんだと、2日間6食分のペーストがゆが出来上がります。

温めは電子レンジで2~3分、ふきこぼれに注意です。

魚肉?のペースト

時間のない時でも簡単にできる、ピンクでキレイな魚肉(?)のペーストです。

実は魚肉ではなくて、カニ風味かまぼこ

他の練り製品はなかなかペースト状にならないのですが、カニ風味かまぼこならあっという間に作れます。

魚肉のペーストの作り方

①カニ風味かまぼこ3~5本をミルミキサーに入れハサミで3~4等分にする


②塩少々、とろみ剤、水適量を入れてスイッチオン

③お皿に移して、トロトロの魚肉のペーストの出来上がり

(温めたツルっとのみこめる充填豆腐にかけても喜びます)

お野菜のペースト

野菜のペーストは、根菜やイモ、豆、かぼちゃが入っていると、とろみ剤を入れなくても大丈夫。

お野菜や果物のペーストの作り方

①ミルサーの容器の中で煮物または生野菜、果物などをキッチンバサミで細かくする

②水と適当な調味料、とろみ剤を入れてスイッチオン


③フォークを持ってその上から②をお皿に移す

(つぶしきれていない野菜がフォークに残ります)

家族と同じ料理を取り分ける時は、この方法でやってます。

「フードプロセッサー」「ミルサー」「とろみ剤」は、ミキサー食づくりの三種の神器

ミキサー食を作るというと、「ミキサーを買わなくちゃ」と思ってしまうかもしれませんね。

施設や病院など大量に作る場合は別ですが、1人分の介護食ならミキサーよりは、

ミルサー」が便利です。

ただし、おかゆをペースト状にするには粘りを出しすぎない「フードプロセッサー」がおすすめ。

そして、なんといっても「とろみ剤」、サラサラの水分だとうまくのみ込めない人も上手に摂取できますし、とろみがつくと、飲み物ではなく「食べ物」という感じになるので満足感があるようです。

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