おむつが取れない、トイレでしてくれない|おむつ外しの悩みの考え方と解決法

子育て+α

子どもや保護者のタイプによって個人差はありますが、あまり早くトイレトレーニングを始めてしまうと親子で失敗体験を重ねて、お互いに疲れてしまう場合があります。おばあちゃんに「昔は・・・」とか言われても気にせずゆっくり進めましょう。


トイレトレーニング、1歳前は無理しない

1歳前のトイレトレーニングは、「トイレはおしっこやウンチをする場所」ということが分かるようになるだけでOK。

もちろん、そのままトイレでしてくれるようになればすごいことですが、ほとんどの場合はまだまだおむつの中でしたり、パンツを脱がせたとたん、トイレから降りたとたんにジャーっと出ちゃったりするものです。

「トイレはおしっこやウンチをする場所」ということが分かるだけでなく

  • おしっこの間隔が2時間程度開く
  • 「おしっこをしよう」と思って排尿できる
  • 「今は出さないでおこう」と思って、排尿を我慢できる

の3つができないと、トイレで排泄することができるようにならないのです。

(当たり前なのですが、子育てしてると「なんでー!!」って思っちゃいますよね)

1歳前はまだまだ、「おしっこっを出す・止めておく」という排泄のコントロールが難しい時期です。

焦らないで、親やお兄ちゃんおねえちゃんがトイレに行く様子を見て「トイレ=おしっこ・うんち」ということがインプットできれば十分な時期です。

親のストレスになるようなら、無理にトレーニングしなくても大丈夫です。

2歳をすぎたら、トイレに座る習慣づけから始めてみる

2歳前後になったら、そろそろトイレに誘ってみましょう。

誘い方のコツは、2時間ごととか3時間ごととか時間で決めるのではなく、生活の節目がおすすめです。

食事の前やおやつの前、外に遊びに行く前などの生活の流れで、できれば楽しいことの前だとうまくいくことが多いようです。

ただし、「うまくいく」というのは「おしっこをトイレでできる」ということではありません。

最初は、トイレでおしっこをする体制で座ることができればハナマルです。

トイレから降りて出てしまうことや、遊びに夢中になっているうちに出てしまっていることもありますが、オコラナイ、オコラナイ(自分への呪文)

気長に、気長に、繰り返しているうちに、子ども自身がコツをつかんで、おむつが外れます。

結局ここでも、親は環境を整えてやることしかできません。

4歳になってもおむつが必要な場合は、「1人で」「トイレの中で」

4歳になってもおむつで排泄する子はいます。多くの場合には排尿のコントロールはできていて、普段はおむつを履いていないのに排泄するときだけ履くのです。うんちだけ、おしっこだけという場合もありますが、どちらもおむつの中にする子もいます。

この子たちは「トイレでするのが恥ずかしい」「おむつの中だと安心する」と感じているようです。

こんな時は、「おむつの中でしてもいいけれど、部屋の隅ではなくトイレの中でする」ようにしてもらうといいです。

排泄中は見てちゃダメです。トイレの戸を閉めてあげてひとりにしてあげてください。

4歳にもなるとプライドがありますから、見ていられると方針転換しにくいみたい。


誰も見ていなければ、トイレでわざわざおむつを履いて排泄することがバカらしくなって、いつの間にか便器の中にするようになっておむつを使わなくなることもあるようです。

おねしょは起こさない、時期がくるのを待って

夜は体が成長するとともに、おしっこが作られる量が減っておねしょをしなくなっていきます。昼のようなトレーニングは必要はなく無理に起こす必要もありません。眠りを妨げるとおしっこを作らないようにするホルモンの分泌が妨げられてしまいますので、おねしょをしている間は夜にはおむつを使用するのがよいでしょう。

おしっこをつくらないようにするホルモンを投与しておねしょを改善する治療がありますので、学校でのお泊り学習がある1年前になったら小児科で相談してみてください。


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