高齢ドライバー|義父の交通事故|高齢運転者が起こす事故は死亡事故になりやすい?

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高齢車の運転の事故がニュースが多いね

のびのび<br>にゃんこ
のびのび
にゃんこ

家族でも、運転を止めさせるのって大変だよね

高齢ドライバーが起こす交通事故が後を絶ちません。「いつかは家も・・・」とドキドキしているご家族の方もいるのではないでしょうか。

義父(ピチちゃんの夫)は80歳前にも何回か交通事故を起こし、家族にはひた隠しにしてきました。

すべて片付いてから車屋さんから聞くというパターン・・・。

相手もあることですし、同居しているのに隠されるのは本当に困りました。

高齢ドライバー、義父の交通事故

運転が危険になっている

義父の運転が危なくなっていることに最初に気づいたのは同居の孫。

75歳を過ぎたころから急ブレーキが多くなったり、動作が鈍くなったことに気づいて、同居の孫は義父に「おじいちゃん、駅に迎えに来なくていいよ」と言っていたようです。それでも、孫がかわいい義父は迎えに行くのを止めませんでした。

運転を止めるよう説得

84歳のお正月に、義父の長男と次男(夫と夫の弟)を含めて、義父に運転を止めるように説得することになりました。

義父は運転をやめる気ゼロ、私たちの言葉は耳に入りません。

運転関係の仕事をしている次男は、義父側につき「おやじよりひどい運転してるやつもいるからな」と本気で向き合うことをしませんでした。

その年の5月、義父は交通事故を起こしてしまったのです。

無傷の義父と横転した相手の車

自分で事故処理ができない

私たちが駆け付けたのは救急車が走り去った後、ピチちゃん夫は茫然自失で、何もできません。

結局私が、保険会社に連絡して警察と話しました。

ドライブレコーダーがあったわけではないので、事故の詳細は分かりません。

その際に、警察官に「運転止めるように言ってもらえませんか?」とお願いしたら、

「家族もいて街中に住んでるんだったら運転止めた方がいいですよ」と言ってくれました。

義父はうなづいていましたが、聞こえてはいなかったようです。

相手の心配もできない

その日の夕食時、義父の第一声は「おらの車はいつ戻ってくんだろ?」

思わず「事故起こして、入院するほどのケガさせて、車の心配より先にすることがあるでしょう」と言ってしまいました。

車は、そのまま廃車にしてもらうように事故処理中に手配しました。

本来なら、こうなる前に家族が説得して運転を止めさせるべきだったのです。

次の日、お見舞いに連れて行きましたが、義父は私に促されて「お大事に」と言っただけ。

自分のことしか考えられなくなっていて、事故を起こしたのだということがよくわかりました。

運転が上手でも、80歳が運転を止める節目

高齢運転者が起こす事故は死亡事故になりやすい?

警視庁によれば、2019年の高齢運転者による交通事故発生件数は5,524件、交通事故全件が30,467なので5~6件に1件は高齢運転者による事故なのです。

対象を死亡事故に限定すると、(運転者が)「70~74歳」以上の年齢層の増加はより顕著になり、とくに「85歳以上」は、「16~19歳」を上回る事故を起こしていることが分かります。

損害保険料率算出機構「高齢運転者による交通事故の実態」

70歳を過ぎたドライバーは交通事故の中でも深刻な、死亡交通事故を起こす確率が上がります。さらに85歳以上の高齢ドライバーになると、どの年代よりも交通事故を起こしやすく、相手を死亡させてしまうことも多くなるということが分かります。

「自分も事故を起こすかもしれない」と考えられなくなる

少し古い情報ですが、2014年7月8日に放送されたNHKのクローズアップ現代で「自分の運転テクニックであれば、事故を回避できる」と答えた人の年代別の割合が紹介されていました。50代までは2割未満の人しか事故を起こさない自信がないのですが、なんと、60代になると自信のある人が増え、75歳以上以上では半数以上が「事故を起こさない自信がある」と答えているのです。

つまり、高齢になるにつれ自動車学校で習う「かもしれない運転」ができなくなっていくということです。

高齢運転者が事故を起した際には死亡事故になる確率が高いことを考えると、いくら運転が上手でも80歳が運転を止めさせる節目なのではないかと思います。

運転を止めさせた人との関係は悪化してしまいますので、間違っても家のようにお嫁さんにこの役回りをさせることは避けてほしいと思います。

事故を起こした義父の後日談

義父は孫に向かって「車がなくなって、鬼が金棒とられたみたいだ」と嘆いていたそう。

鬼に金棒で殺られるほうは、たまりませんよね。

義父にすれば「格下の長男の嫁に車を取り上げられてしまった」ということは、今でも「許せない」と思ってるのではないかと思います。

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