おむつ替え|リハビリパンツ?それともテープ式おむつ?

介護

体を動かすことには問題がない認知症でも、進行とともに「トイレに行って排泄する」ということができなくなっていきます。

ピチちゃんの場合もいつの間にかズボンが濡れていたり、汚れた下着をいろいろな所に隠していたりして、「そろそろ自分でトイレができなくなってきたな」という感じでした。

トイレが分からない|汚してもどうしたらいいか分からない

ピチちゃんの認知症が中等度まで進んだ頃、衝撃的な出来事がありました。

脱衣所で便を落としてしまいどうしたらいいか分からなかったようで、ふんづけて歩き回ってしまったのです。

家中の床がウンチだらけ…

多分、トイレの場所が分からなくなっていたのではないかと思います。

朝起きたら、家じゅうが臭くなっていて、なかなか完全には臭いが取れませんでした。

ピチちゃんが盲腸で入院した際に部屋を片付けたら、ピチちゃんの衣装ケースからも汚れた下着が・・

なぜか溶けてしまっている開封前のおせんべいと一緒袋に入ってました。

ちょうど子供たちが10代後半の頃で、「年寄りと暮らすということ」をきれいごとでなく嗅覚でも体感していたのではないかと思います。

リハビリパンツ|2枚重ねで失敗しないおむつ替え

ピチちゃんも、とうとうおむつを使うことになりました。

初めはリハビリパンツに尿取りパットを当てていました。

でも、ピチちゃんは、なぜかいつもパットをトイレに流してしまうのです。当然、トイレは詰まってしまって大洪水・・・。

認知症で、まだ自分でトイレに行く人は尿取りパットを流さないで、ちゃんとゴミ箱に捨てることができるかどうかの確認が必要みたいです。

定期的に利用しているショートステイでも同じことがあったようで、ある日リハビリパンツを2枚重ねにして帰ってきました。それからはいつも、リハビリパンツの2枚重ね。

リハビリパンツは外したとたんに条件反射で排泄してしまうことも・・・思わず手で受け止めてしまったなんてこともありました・・・_| ̄|〇

まず、新しいリハビリパンツをはかせてから古いリハビリパンツの両脇を破って外すようにすると、排泄が始まってしまっても、急いでリハビリパンツを上げれば被害を最小限に抑えることができます。

失敗が少なくなりました。

・自分でトイレに行く認知症の人は、尿取りパットに要注意

・リハビリパンツは二枚重ねにしてから古いものを外すと楽におむつ替えができる

風呂上がりだけは、今でもリハビリパンツを使っています。体を拭いたら立ってもらって、おしりを拭いたついでにリハビリパンツをはかせれば、イスが汚れてしまうこともありません。

テープ式オムツ|おしりが楽に拭ける

誤嚥性肺炎で入院した後しばらく寝たきりだったピチちゃんは、テープ式おむつを使うようになりました。

ベリハビリパンツでは、なかなか上手におしりを拭くことができませんでしたが、テープ式オムツはベッドに寝かせて全開にしてオムツ交換ができるので、楽にキレイにすることができます。

でも最初は私の腰が痛くなって「ピチちゃんより先に倒れるかも、介護から解放されないうちに倒れるのは嫌だな」なんて思っちゃいました。

電動ベッドを介護者の膝より少し上の高さにして行うと、深くかがみこむ必要がありません。さらに、ピチちゃんの体を起こすときなども、膝上のあたりをベッドのわきにあててテコの原理で起こすようにしたら、腰の痛みも気にならなくなりました。

・電動ベッドは必須!レンタルがおすすめ! 月1000円~2000円未満で借りられます。

・ベッドに介護者の膝のあたりを押し付けて、介護者の重心移動で起こすと腰が楽!

尿取りパット|オムツ交換の時短、おむつの節約に

自分でトイレに行こうとしなくなったら、尿取りパットを使っても大丈夫!

尿取りパットの取り換えは、おむつを取り替えるよりも体位変換が少ないので楽に介護することができるのです。

今は朝起きた時と寝る前にテープ式オムツを取り換えるだけで、後は尿取りパットを変えています。

本当は、歩けるうちはトイレ誘導すればいいのでしょうが、

どうせ出ないし、便座から立った瞬間に排尿するピチちゃんの姿が目に浮かぶし、で、やってません。(施設に勤めていたころは、「お仕事」だからやってました)

おむつ替えもその時々でやり方が変わってきたけれど、電動ベッドで横になってもらって替えている今が一番やりやすいかもしれません。

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