寝起きが辛い「ばね指」への対処法

Webライターの仕事をするようになって、朝起きると右手の中指が曲がって戻らなくなってしまうようになりました。

力を入れて戻すと、カクンと音がして痛みが走ります。

徐々に戻りにくくなって、痛みも激しくなってきたので、整形外科に行きました。

結果は「ばね指」

更年期を過ぎた女性に多い、関節の不具合なのだそうです。

ばね指になる原因

女性ホルモンの働きのなかに、身体の組織を滑らかにして炎症や痛みを抑えるというものがあります。関節の軟骨や靭帯、滑膜は女性ホルモンの影響を受けやすい組織であり、更年期と共に不具合が生じてしまうのです。

ホルモンとの関係では、妊娠出産の際に一時的にばね指になることもあります。

ばね指は、指の使い過ぎがきっかけになって起こることもあります。

指を動かす際には、腱がずれないように固定している鞘状の「腱鞘」の中を動いて曲げ伸ばしをしています。

腱や腱鞘の滑らかさが失われると、鞘の内側を腱が通る時に引っ掛かりやすくなったり、腱と鞘のいずれかに炎症が起こったりするとばね指になります。

曲がったまま戻らなくなり、無理に戻すとバネで弾いたような動きになるという「ばね現象」が、ばね指がの特徴です。

ばね現象がある指の付け根周辺に腫れや膨らみがあり、押すと痛みがあるのも、ばね指に多い症状です。

ばね現象を繰り返すことで悪化するのも、ばね指の特徴です。

症状が強い時には、腫れている場所に注射をして症状を抑えたり、腱鞘を切除したりすることもあります。

自分でもできる対処法としては、サポーターなどで指の根元から指先までを固定して安静を保つことで、腫れや痛み、ばね現象が鎮まります。

就寝時だけ「ばね指サポーター」で固定することで、我慢できない程の痛みに悩まされることはなくなりました。

また、ひどくなったら整形外科に行くつもりです。