子どもが初めて本に触れる機会、読み聞かせ。
読み聞かせで、子どもとの生活を楽しむためには、どんなことを意識すればよいのでしょうか。
絵本の読み聞かせは何のため?
絵本の読み聞かせは情操教育や知能の発達によいといわれています。「本好きな子に育てたいから、毎晩読み聞かせをする」というお母さんもいるかもしれませんね。でも、「子どもの教育のために読み聞かせをする!」と意気込むと、読み聞かせも、育児そのものも楽しくなくなってしまうかもしれません。
読み聞かせをすることが子どもとの関係をよくしてくれたり、子育てを楽にしてくれたりするかもしれない!そんな視点で読み聞かせについて考えてみたいと思います。
親子の時間を意識的に確保できる
なるべく子どもと遊ぶ時間をとってあげようと思っても、ついつい家事や仕事が目についてしまって気づいたらもう夜。子どもの寝顔をみながら「今日もあまり遊んであげられなかったな」なんて感じること、ありますよね。
そんな時は、絵本の読み聞かせをする時間を10分間確保するだけで、ずいぶん気持ちが楽になります。遊びと違って終わりが明確なところも、忙しい毎日のなかに取り入れやすいといえるでしょう。
親も子どもの頃を思い出せる
特に親自身が子供の頃に読んだことのある絵本の読み聞かせをすると、親も「子ども心」を思い出すことができます。
「もう!何回言ったら分かるの!!」「はやくして!」などと、ついつい子供をせかしたり、叱ったりしてしまう毎日でも、自分が子どもの頃を思い出すことで子どもの気持ちが分かるようになるかもしれません。
親子の共通の話題が増える
子どもに読み聞かせをしてあげた絵本の中の登場人物は、親子共通のお友達です。
「あなたのことでもない、私のことでもない、誰かのことを話す。」という体験は、お互いに少しだけ冷静な気持ちになることができます。
絵本の読み聞かせをすることで、親子の話題のバリエーションを増やすことができるのです。
子どもへの話しかけ方のコツがわかる
子どもが分かるように話をすることは意外に難しいものです。絵本を読み聞かせながら子どもの反応を見ていると、どんな言葉でどんなふうに伝えれば子どもに伝わりやすいのかコツがつかめるかもしれません。
トイレやあいさつ、食事の仕方など、間接的に楽しく身の回りのことを教えられる絵本もありますので探してみるとよいでしょう。
親も知らない新たな絵本と出会う機会を持とう!!
自分が子どものころ好きだった絵本はもちろんですが、図書館や本屋さんなどで新しい絵本との出会いを探してみませんか。
子どもと親がそれぞれ、好きな絵本を1冊ずつ選んでも新しい発見があります。
出かけていくのが行くのが難しければ、子どもの年齢に合わせた絵本が届くサービスなどを利用してみるのも楽しいですね。
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