「命の別名」中島みゆき|心あるならば

読書日記

大きな地震で被災してから、歌詞付きの歌はあまり聞かなくなっていたのですが、

すごく久しぶりにこの歌を聞きました。

「命の別名」とセット販売されていた「糸」は、多くのアーティストにカバーされていてよく知られています。

「糸」に比べると激しい「命の別名」のサビはこちら。

くり返す過ちを照らす灯をかざせ
君にも僕にも すべての人にも
命に付く名前を「心」と呼ぶ
名もなき君にも 名もなき僕にも

中島みゆき「命の別名」1998.02.04

1番のサビでは、灯をかざして照らすべきものは「哀しみ」になっています。

だから、私は、「君や僕、すべての人」は、小さくて、ささやかで、でも、それぞれの哀しみを照らし出して救え、共にあれ、みたいな意味だと思っていました。

あくまで、「君や僕、すべての人」は灯をかざして照らしてもらう側。

でも、今回久しぶりに聞いて思ったのは、

灯をかざすという行為の主体は

「君や僕、すべての人」以外には、いないのではないかということ。

命ある限り、あやまちを見て見ぬふりをするな

灯をかざしあやまちを照らして、二度と繰り返すな

君にも僕にも、命あるすべての人に「心」あるはずだろう

そんな意味にもとれるなと。。

心あるならば、しっかりやれ!」という叱咤激励ですね。

本や音楽などは、受け手の年齢や時代背景によって、受け取り方も変わっていくものですので。。

とりあえず、今の感想です。

「命の別名」は、こちらに収録されています。



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